肝臓にいい市販薬5つ。肝機能の数値が高いあなたにおすすめの理由
肝臓病というといささか深刻な響きがありますよね。万一肝臓病になってしまったら、病院でしっかりと治療する必要があります。
しかし肝臓病というほど深刻ではない「肝機能低下」のレベルであれば、自分で対処のしようもあります。
風邪なら病院に行かず、市販薬でなんとかしたいと考える人は多いです。肝機能検査で結果が思わしくなかった人も同じ気持ちになることもあるでしょう。
今回は肝機能低下を改善する効果があるとされる市販薬をご紹介します。
代表的な肝臓向け市販薬!おすすめ市販薬5つをご紹介
今回は「薬」をご紹介の対象としますので、サプリメントではなく「医薬品」に限定してお話します。
- 薬剤師のアドバイスのもとで服用できる「第2類医薬品」
- 副作用のリスクが小さい「第3類医薬品」
のご紹介です。
なお、ヘパリーゼシリーズ(ドリンクタイプ)とレバウルソ(ドリンクタイプ)についてはそれぞれのページで詳しく説明してありますので、ぜひ各ページをご覧いただきたいと思います。
不規則な生活に悩む現代人におすすめ「ネオレバルミン錠」
「不規則な生活になりがちな方へ」というキャッチコピーが付されているのが、原沢薬品工業株式会社のネオレバルミン錠(第2類医薬品)です。
ネオレバルミン錠は、お酒やタバコ、不規則な食生活など、肝臓にかかった負担を和らげる効果があります。
できれば「不規則な生活を改善する」ことと合わせて服用していただきたいと思います。
(参考:ネオレバルミン錠-製品のご案内(原沢薬品工業株式会社)より)
人気ドリンク剤のタブレットバージョン「ヘパリーゼプラスⅡ」
人気の「ヘパリーゼ」シリーズの唯一のタブレット薬が、ゼリア新薬工業株式会社のヘパリーゼプラスⅡ(第2類医薬品)です。
滋養強壮の効果が認められている肝臓水解物・イノシトールを配合し、肝臓だけでなく胃腸にも有効に作用します。
いわゆる「糖衣錠」なので、とても飲みやすいですよ。
(参考:ヘパリーゼプラスⅡ-ゼリア新薬工業株式会社より)
「動物生薬」を配合した異色の肝機能向上薬!「ドックマン肝寿」
「生薬」というと、漢方薬でおなじみですが、イメージとしては「植物」のイメージでしょう。
しかしここでご紹介する全薬工業株式会社のドックマン肝寿(第3類医薬品)は、植物ではなく「動物」が由来の生薬が配合されているところが特徴的な市販薬です。
名前がサプリメントをほうふつとさせますが、ドックマン肝寿は「第3類医薬品」です。
「肝寿」という名前からもおわかりかと思いますが、肝機能改善には高い効果がある市販薬です。その先に、肉体疲労回復、滋養強壮の効果を期待することができます。
なお、「ドックマン肝寿」シリーズには60錠、100錠、200錠の3つのサイズタイプが用意されています。
(参考:ドックマン肝寿-全薬工業株式会社より)
肝臓がよろこぶ成分を配合した「レバウルソ」シリーズ
肝臓を強くしたいと考える人が市販薬をイメージするとき、佐藤製薬株式会社のレバウルソシリーズ(第3類医薬品)をはじめに思い出す人は多いのではないでしょうか。
レバウルソシリーズはドリンク剤とタブレットの2タイプあります。ここではタブレット2種類について説明します。
商品名 | 錠剤数 | 効果・特徴 |
---|---|---|
レバウルソ |
3錠 |
肝臓水解物に ウルソデオキシコール酸、 ビタミンB2を配合し、 肝機能改善の効果が期待される 滋養強壮剤 |
レバウルソゴールド |
3錠 |
肝臓水解物に ウルソデオキシコール酸、 アスコルビン酸、 生薬、L−システインを配合し、 肝機能の向上、滋養強壮の効果が期待される フィルムコーティング錠 |
(参考:レバウルソ-レバウルソブランドページ(佐藤薬品株式会社)より)
また、「肝臓病」というほど重度な肝機能障害ではなくても、肝機能を市販薬ではなく、医療用薬品で改善したいと考えるのであれば、ぜひかかりつけのお医者さんにも相談してみてくださいね。
頼れる市販薬が増えている!でも効果がみられなかったら病院へ行きましょう!
たとえば風邪薬などでも、かつては「市販薬はどうも効き目が薄くて・・・」という意見が多かった気がします。しかし近年は、市販薬もずいぶん進化しています。肝機能改善向けの市販薬にも同様のことがいえます。
そうはいっても、お医者さんがちゃんと検査をしたり診察をしたりした結果、ベストと判断して処方される医療用医薬品とは異なり、市販薬ではその人の体質、症状に合っていなかったということも起こります。
実際にしばらく使用してみても残念ながら結果が出なかった場合(肝臓の場合は肝機能の数値が改善しなかった場合)、一度しかるべき医療機関で検査なりお医者さんの診察なりを受けてみることをおすすめします。
あくまでも「大事をとって」という意味で、肝臓は病院で一度はチェックする必要がある臓器であるとお考え下さい。