二日酔いに効くツボ4つ。飲み過ぎてつらい症状をスッと解消!

二日酔いを頻繁に起こすレベルでお酒が好き、あるいはお酒を飲む機会が多い人は、二日酔いのたびにドリンク剤や二日酔いの薬を購入することが負担に感じられることもあると思います。

とはいえ肝臓への負担も深刻ですから、肝機能低下、あるいは明確な肝機能障害に見まわれた人もいるでしょう。そこで注目したいのが、肝臓や身体への負荷が小さい「漢方の力」です。

二日酔い向けの漢方薬だけでなく、「ツボ」にも効果があるんです。ツボならお金も時間もかからないし、いつでもどこでも押せますね。

二日酔いに効果があるとされるツボをご紹介します。

二日酔いの機会が多いなら、この4つのツボを覚えておこう

西洋医学の「薬物」の恩恵をフルに受けている現代日本人にとって、「漢方」ときくとなんとなく不安というか頼りないというか、どこか心もとないところも正直あるでしょう。

しかも「ツボ」ですからその気持ちもなおさらです。しかしツボをはじめとした漢方の力は、西洋医学のテリトリーにおいても徐々に認められるようになってきているのも事実です。

その具体的なメカニズムというか、ツボの概要については「肝臓とツボ」に関連したページですでにご紹介していますので、肝臓とツボの関係については

のページをご覧いただきたいと思います。しかし今回は「二日酔いとツボの関係」についてご紹介していきますよ。

今回は主要な二日酔い改善ツボ「4つ」をご紹介します。

肝機能を高めアルコール分解能力を向上させる「期門」

「期門(きもん)」は、二日酔いのつらい症状を改善するツボとしては最も有名なツボかもしれません。症状の改善だけでなく、二日酔い、悪酔いの「予防」の効果もあるとされるのが期門です。

期門は身体の前面にあるツボなので、比較的圧しやすいツボかと思います。両乳頭の真下と肋骨が交わるところなどと説明されることが多いようですね。

どんなツボでもそうですが、背骨のラインを対称の軸として左右線対称に同じツボが位置する特徴があります。つまり、ツボ1種類に対して2つずつのツボが左右対称でペアになっています。

期門も同様なのですが、圧し方にはちょっと注意が必要です。というのも、二日酔い対策として圧すツボは、自分から見て右側(つまり肝臓がある側、心臓とは反対側)のツボだけを圧します。

一般的に、ツボはペアである2つとも圧すケースが圧倒的に多いですが、肝機能を向上させる効果があるツボは、右の期門だけです。まあ左を圧したからといって効果がなくなることはないと思いますが。

ただし「左側だけ圧す」と効果が期待できなくなりますので、そこはご注意ください。

飲み会のときにも気軽に圧せる「健理三針区」

いくら効果があるからといって、会社のオフィスや飲み会など大勢の人が集う席で「期門」のツボを押すわけにはいきませんよね。しかし二日酔いの症状は待ってくれませんし、予防もしたいでしょう。

そんな人にぜひおすすめしたいのが、「健理三針区(けんりさんしんく)」という「手のツボ」です。手のツボであれば、マッサージかなにかの感じで仕事中でもお酒の席でも遠慮なく圧すことができますよね。

健理三針区の位置は、手のひらの中央、やや手首寄りなどと説明されることが多いです。手にはたくさんのツボがありますが、非常に圧しやすい位置にあるのでいざというときには試しやすいツボです。

健理三針区の効果・効能としては期門と同じく肝機能向上によるアルコール分解能力向上です。つまり、二日酔いの予防と症状の緩和のどちらも期待できるツボであるといえそうです。

有名な足のツボ「太衝」にも注目

手にもたくさんのツボがありますが、ツボといえばむしろ「足」のイメージがありますよね。足の甲にも裏にも非常にたくさんのツボを持ちます。そのなかでも肝機能改善の効果が高いツボがいくつかあります。

二日酔い対策として有効なツボもそのひとつで、足のツボとしてはかなり知名度の高いのが「太衝(たいしょう)」です。知名度が高い分、二日酔い対策や肝機能回復以外の幅広い効果も期待できるます。

しかし足は手にくらべてサイズが大きいので、ツボの特定には少々難しい部分があります。一般には足の親指と人差し指の間の付け根から指3本分、足の甲方面に移動した位置などと説明されるのが太衝です。

太衝の効果は、肝機能を高めてアルコール分解能力を向上させるのは期門・健理三針区とまったく同じです。しかし肝臓以外にも、血流を改善することで得られるいろいろなメリットがあるとされます。

効果の幅が広いツボなので、慎重に位置を特定して、ぜひ圧してみていただきたいと思います。

アルコールから生まれる有毒物質の対策なら「魚際」

再び手にあるツボでぜひご紹介したいのが、「魚際」というツボです。魚際は「ぎょさい」と読みます。

上でご紹介した健理三針区も手のツボでしたが、あれは「手のひらのツボ」でした。しかしこちら「魚際」は手の親指側の側面に位置するという点で異なります。

一般的には親指付け根の骨(親指の側面に骨が出てゴツゴツした部位)あたりなどと少々あいまいな説明のされかたになることが多いですね・・・

二日酔いに効果があるツボなんだから、また肝機能を向上させてアルコール分解能力を高めるんでしょ?と思うかもしれませんね。はい、そのとおりです。しかし魚際はそれだけではないんです。

確かに肝機能を高めてアルコール分解能力も高めますが、二日酔いであらわれる不快な諸症状の原因となるアセトアルデヒドの分解能力も高めるとされるのが、この「魚際」なのです。

こちらも期門同様「手のツボ」なので、人目をはばからずに圧すことができるメリットはありますね。もちろん二日酔いの症状が改善されることが最大のメリットですが。

ツボの刺激も立派な二日酔い対策!手軽にできるのでぜひお試しを

二日酔いの改善方法、二日酔いの予防方法については、いろいろなところでいろいろな手法が語られていると思います。しかしいずれも何かを買ったり用意したりで、すぐその場でできないことが多いです。

その点ツボであれば、いざというときにすぐ実行できるので、二日酔いのつらい症状には非常に有効であるといえるでしょう。もちろんいろいろと有効な方法があるだけに、どれを選ぶかはあなた次第。

とはいえ、手軽に実行できるのであれば、とりあえずツボを圧してみて、それでも症状が改善されなければ別の方法を考えるということでも悪くない気がします。

二日酔いになったらぜひ一度お試しを!・・・といいたいところですが、いや、できるだけ二日酔いにならないように注意してくださいね。

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