栄養ドリンクの副作用!肝臓へ負担をかけるデメリットがけっこう怖い

ドリンク剤にはいろいろな種類がありますが、一般的には「身体に良い飲み物」、「頑張りたいときに飲むと頑張れる飲み物」というイメージがあります。「栄養ドリンク」だとか「エナジードリンク」などとも呼ばれますね。

もちろんそうしたドリンク剤のメリットについては疑いの余地はありません。しかし逆に、それだけ栄養価が高い飲み物でもあります。

とすると、肝臓への負担や副作用などのデメリットも考えなければなりません。

ドリンク剤による肝臓への負担や副作用などのデメリット

何しろ多くの現代人が日常的に口にするものですから、仮に肝臓に負担がかかって肝機能が低下し、肝機能の数値が上昇したり、あるいは副作用が出ていたりしても気づかないこともあるでしょう。

何らかの症状が出ているのに、その原因がドリンク剤だったとしてもそうと気づいていないとしたら、どんな対処も無意味になってしまいます。だからこそ、ドリンク剤のデメリットの有無の検証が必要になります。

ドリンク剤の副作用の解釈は非常に難しいです。というのも、ドリンク剤には「医薬品」と「清涼飲料水(炭酸飲料)」とがあるからです。


(出典:栄養ドリンクについて-金陽製薬株式会社)

医薬品はいわゆる「薬」であって、清涼飲料水や炭酸飲料は、その効果に医学的なメリットが認められたとしても、「薬」には当てはまらない分類になります。副作用が起こりうるのは「医薬品」だけです。

しかし実際のところ、清涼飲料水・炭酸飲料(サプリメント・サプリ飲料なども含む)に「副作用のような症状」が起こることも珍しくありません。症状が出たら、副作用であろうがなかろうが関係ありませんよね。

また、数多くあるドリンク剤には、それぞれに成分が配合されています。そして副作用の直接的な原因となるのは、そのドリンク剤の「成分」です。ゆえに「ドリンク剤を飲むとこんな副作用がある」とは一概にいえません。

まあ飲用するドリンク剤によっては副作用が起こる可能性は十分あると解釈していただければ無難というところでしょうか。もちろん、副作用がないドリンク剤もありますが。

ただ、そこもまた一般論では語れない部分が多々あります。というのも、多くの人に副作用がなかったとしても、体質によってある特定の人にだけ副作用が起こることは十分考えられるからです。

もちろんその人の体質によって、医薬品の副作用、もしくは清涼飲料水などの副作用的症状の原因となる成分も異なります。その差によって、皮膚症状だったり肝臓への負担だったり、消化器の異常だったりします。

そういう意味で、ドリンク剤の副作用・副作用的症状の一般論を明示することはできませんが、副作用・副作用的症状があらわれることも十分ありうるということは、よく覚えておいていただきたいと思います。

ドリンク剤を飲むと肝臓に負担がかかる…はホント!

まぎれもない事実ですよ、これ・・・

ただ、ドリンク剤の肝臓への負担というデメリットに関しても、ドリンク剤によっても飲む人の体質によっても当然バラつきがあると考えなければなりません。ですからこれもまた一概にはいえないことが前提となります。

この前提を踏まえてのお話になりますが、なぜドリンク剤が肝臓への負担となるかというと、ひとことでいうなら、多くのドリンク剤は極めて栄養価が高いからです。

栄養価が高いものが肝臓の負担になるの!?と驚く人もいるかもしれませんね。でも、それもまた正しいんです。栄養満点のものばかり朝昼晩と食べ続けたら、肝臓の負担になるのはわかりますよね?

そんな食生活を送っていたら、どんなに肝臓が強い人でもきっと「肥満」の状態に陥ってしまうでしょう。肥満は肝機能障害の原因になるので、肝臓が丈夫か否かによらず、肝臓を害する可能性が高いです。

多くのドリンク剤に共通するのが、糖分の多さです。どのドリンク剤がということは明言しませんが、一説によると、とある糖分濃度が高い炭酸飲料水の20倍もの糖分が1本あたりに含まれているとのウワサもあります。

糖分は、私たちが日々活動する上で非常に重要なエネルギーになることはもちろんですが、過剰摂取がいろいろな問題を引き起こすこともすでによく知られるところでしょう。

糖分を大量に、なおかつ継続的に摂取すると、高血糖を招く危険性が非常に高いです。糖分だけではありませんが、ある特定の栄養素を偏って摂取すれば、肝臓をはじめさまざまな臓器に問題が起こります。

だれにとっても親しみあるドリンク剤の小瓶1本には、良質な栄養とともに、常々そういったリスクも一緒に含まれているとお考えいただきたいと思います。

ドリンク剤によって副作用や肝機能低下などのデメリットを招かないためにすべきこと

世の中のあらゆるものにいえることですが、「もの」というのは、私たちが何かメリット得るためにあることが多いです。しかし反面、その多くがデメリットも含んでいると考えるべきです。

ドリンク剤もまったく同じで、ドリンク剤によるメリットがある反面、デメリットを見過ごすと、副作用や肝臓への負担など、さまざまな問題の原因になってしまいます。

そうしたドリンク剤によるデメリットをどう回避すべきかをあらかじめ考えておいたほうが、ドリンク剤を日常的に飲用する人には安全ですよね?

ドリンク剤によるデメリットを回避する方法
  • 飲みすぎない(用法用量を完全に守る)
  • 配合されている成分を確認する
  • ご自身の体質を知り、影響がありそうな成分が配合されたドリンク剤の飲用は避ける
  • すでに肝臓が悪い人は、医師のアドバイスを受けてドリンク剤を選ぶ
  • シュガーレスタイプのドリンク剤を選ぶ(ただし、人工甘味料にも副作用的症状や肝臓への負担のリスクはある)

ぽっと思いつくところでは、上記のような対策が考えられます。肝臓への負担や副作用が心配であると考える人は、ドリンク剤のデメリットを避けるために上記を参考にしていただきたいと思います。

魅力があるから飲みたいドリンク剤!デメリットのことも考えて

繰り返しになりますが、ドリンク剤を飲むことによって得られるメリットは大きいです。しかしメリットばかりを過剰に求めると、肝臓への負担や副作用などの原因になってしまいます。

そういったデメリットを回避するためには、ドリンク剤を飲用する際のデメリットを常に考えるようにしていただき、たとえば上記の「対策」を参考にしていただくことが大切です。

味がおいしいドリンク剤も多いですから、おいしくて効き目があるという理由でついつい過剰に摂取しがちな側面も備えるのがドリンク剤です。この点には十分注意したいところですよね。

この記事をシェア

合わせて読みたい

ページ先頭に戻る